理事長挨拶
平成15(2003)年に社会福祉法人としての運営を始めた幸会は,初代理事長の故・田中祐一氏によって昭和55(1980)年に設立された株式会社タキオン電子が前身となっています。
その後,平成5(1993)年から平成15(2003)年の共同作業所を経て,現在の姿となりました。
事業所の名称でもある“タキオン”は,光よりも速いとされる仮想の粒子です。まだ存在も確認されていない“タキオン”という粒子の名前に『まだ見ぬ可能性に満ちた世界』を信じる,という想いを込めています。
この“タキオン”という名前がもつ意味を基に,“幸会”は障害者福祉の世界の中で『まだ見ぬ可能性に満ちた世界』を信じてこれまで歩んできました。
それは,既存の考え方だけにとらわれず,知的・発達に障害をもつ方々の今までにない“じりつ”を実現してもらうための道のりです。
“じりつ”を実現するためには,「はたらく」ことだけではなく,「くらす」「かかわる」「まなぶ」ことも大切であると言われています。豊かな一生を送るために必要な“じりつ”を目指して,私たちは「はたらく」こと,「くらす」こと,「かかわる」こと,「まなぶ」ことをサポートしています。
今後も,事業内容の拡大・充実,そして支援の質の向上を常に図って行きたいと思います。もちろん『まだ見ぬ可能性に満ちた世界』を信じて・・・
社会福祉法人幸会
理事長 伊藤 浩