支援の柱
「支援の柱」
東京学芸大学の菅野敦先生が提唱する「支援の4領域」という考え方があります。
これは、知的障害のある方々の生涯発達、地域生活を支援するためには何を支援したらよいのか、を考えるための指標となる領域で、AAIDD(アメリカ知的障害・発達障害協会)の適応行動の10領域(第9版)、およびICF(国際生活機能分類)の活動と参加に含まれる9領域を整理してつくられたものです。
「支援4領域」とは
はたらく 【作業・就労支援領域】 |
◆物の移動・操作 ◆工具の使用 ◆測定器の使用 ◆電動機械の使用 ◆PCの操作方法 ◆アプリケーションの理解 など |
くらす 【自立生活支援領域】 |
◆食事の摂取 ◆入浴動作 ◆整容行為 ◆移動動作 ◆入眠・起床 ◆健康管理 ◆買い物行為 ◆調理行為 ◆清掃行為 ◆洗濯行為 など |
まなぶ(たのしむ) 【学習・余暇支援領域】 |
◆色の理解 ◆異同の概念 ◆文字の理解 ◆数字の理解 ◆数の操作 など |
かかわる 【コミュニケーション支援領域】 |
◆話言葉の理解 ◆話言葉の表出 ◆表情の理解 ◆表情の表出 ◆一対一の会話(開始・継続・終結) ◆一対多の会話(開始・継続・終結) ◆集団での会話(開始・継続・終結) など |