タキオングリームのブログ
最近の作業について
こんにちは。暖かい日も増えてきましたね。段々と春も近づいてきたようで、気持ちも明るくなってきます。
当事業所では、現在、パイプ作業・コイルの作業を行っています。エアコンの配管のパイプをカットする仕事は、力仕事です。朝は寒くても、作業を始めると、びっくりするほど汗が出ます。疲れてしまって、時々弱音を吐いてしまうときもありますが、みんなで励ましあいながら仕事をしています。「がんばろうよ」「手伝おうか」など、優しい声掛けもたくさん聞こえます。素敵な光景をたくさん見ることができ、私も励まされています。
緊急事態宣言の延長が発表され、ご利用者様全員とお会いするのが難しい状況です。皆さん、「会いたいね」「寂しいね」という声も聞かれますが、いつかまた皆で仕事ができる日が来ると信じて、皆でがんばりたいと思います。
(職員Iでした)
支援の在り方
昔々、私がまだ新人職員で、身体障害者療護施設(今はそのような呼び方はしませんが…)で重度重複障害をお持ちの方々の日中活動を担当していた時のお話です。
その当時の私は、ご利用者様が楽しく笑顔で過ごせるよう、いろいろなプログラムやイベントを考えて実施していました。そんな時、先輩職員から「自己満足の支援にならないように気をつけなさい。支援者の自己満足の支援は支援とは言いません。」と言われたことがあります。その時は言われていることの意味が分からず、「一生懸命やっているし、ご利用者様も楽しそうだからいいじゃない!」と思っていました。
今、20年近く障害をお持ちの方々と関わってきて、先輩職員が行っていたことをしみじみと考えさせられます。私が良かれと思って実践してきたことは本当の意味でご利用者様の将来を見据えた支援であったのか。そのプログラムの目的や意図を理解してもらえるように他の職員に考えを共有していたか。よりよい支援ができるように振り返って改善していたか。私が異動になったり、退職したりした後にも他の職員が無理なく継続できるプログラムの内容であったか。どの点を取っても不十分であったなぁと思います。
ご利用者様の支援に携わるにあたり、常になぜその支援が必要なのかを考え、どのような結果になるかを想像し、他の職員とも情報共有を行い、異なる視点からの意見も検討した上で、プログラムを組み立てて実践し、実践後は振り返りを行って改善することが大切であると考えます。
他者の人生に関わるおこがましいとも言える仕事をしているからこそ、根拠に基づいた支援をしていきたいものです。
2021年が始まりました。
新年あけましておめでとうございます。
今日からタキオングリームも出勤が始まりました。5日間の冬期休暇は皆様もご自宅で過ごされた方が多かったようですが、体調不良での欠勤もなく、「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」とお元気に出勤され、ホッとしているところでございます。初日から作業となりましたが、昼休みには紅白歌合戦の話や駅伝の話などをされて盛り上がりました。明日からは学習プログラムも始まる予定です。
新型コロナウィルス感染拡大が止まらず、今年も何かと皆様にご協力をお願いすることが多い1年となりそうですが、本年も何卒よろしくお願いいたします。
(Mでした)
第3回サークル活動報告
12月23日・24日・25日の3日間、3グループに分かれてサークル活動を実施いたしました。今回のテーマは「アート(芸術)」で、カラフルなカードを作りました。
講義では「色の3原色」、「どの色とどの色を混ぜると何色になるのか」を学びました。「3原色なんて聞いたことない。」「三色旗なら知ってる。」等おっしゃるご利用者さん、「ヒントをください!」とクイズのように楽しんだご利用者さんといろいろでした。実際に絵の具を混ぜてみて、本当にその色(例えば赤と青を混ぜて紫とか。)になると、まるで私が魔法使いになったかのように不思議そうに歓声を上げて拍手をくれたりして…。
実践ではパステルアートとマーブリングの2種類の技法でカードづくりを行いました。皆さんなかなか色が付かなかったり、思うような色が出なかったりしましたが、真剣そのもので奮闘されていました。出来上がった作品を嬉しそうに眺め、他のご利用者さんと見せ合ったりして…。どのカードもそれぞれの個性が出るステキな作品になりました。
「カードだからメッセージ書いて使ってね。」と伝えても「そんなもったいないことできない!家に飾るわ。」とおっしゃる方もいらっしゃり、皆さん楽しめたようです。
私も余暇の過ごし方の大切さを改めて考えさせられた3日間となりました。
(Mでした)
新しい作業に取り組んでいます

特に2工程目の長いパイプを切る作業は、普段使わない大ばさみを使用して切り分けていくため体力を使いますが、新しい作業に利用者の皆さんはとても意欲的に取り組んでいます。